『建設キャリアアップシステム(CCUS)について』
建設キャリアアップシステム(以下CCUS)は、2019年4月より本格運用が開始されました。導入の背景は、人口減少と少子高齢化に伴い、建設技能者数も全体の25%程度が60歳以上ということで10年後にはその大半が引退してしまうのではと思われます。逆に29歳以下の若年層については、11%程度と少なく、建設業界にとっては、若年層の確保が大きな課題であると言えます。
このような状況を打破するべく建設業の処遇改善と生産性を図り、若年層の入職促進を加速させていきたいところです。CCUSは、技能者の資格、社会保険の加入状況、現場の就業履歴を登録、蓄積する仕組みです。また2023年度からのあらゆる工事においてCCUSの活用原則化を国土交通省は明らかにしています。今後、大手ゼネコンからは、CCUSを活用していない場合には、現場に入れてもらえなといった事も考えられますし、実際、当事務所へもそのようなお話から、CCUS登録代行のご相談を受けております。
当事務所は、CCUS登録代行行政書士として、名簿にも記載されております。現状、技能者の1/3程度しか登録されていない状況を勘案しますと、今後、一気に登録の依頼が増えてくることが予想されますので、できるだけ早いタイミングでご相談頂ければと考えております。
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