『令和6年度以後の施工管理技士検定制度改正概要』

※改正前に比べて1級は、第一次検定においても実務経験が問われなくなり、当該年度末時点で19歳以上であれば、受験可能となっております。第二次検定においても一次検定合格後、実務経験3年等で受験可能となり、いずれの場合も改正前に比して、受験可能な実務経験年数が大幅に短縮されております。また2級の第一次検定受験資格は、年度末時点での年齢が17歳以上とこれまで通りですが、第二次検定の受験資格については、学歴に関係なく実務経験3年又は1級の第一次検定合格後、実務経験1年で受験資格を得ることができます。施工管理技士の資格取得により、専任技術者となる要件を満たすことができます。

実務経験の年数面から、最短ルートで専任技術者になれる要件である施工管理技士を目指す場合は、1級の第一次検定を受験し、その合格後1年の実務経験を積んで2級の二次検定を受験して2級施工管理技士の資格を取得することになるかと考えます。

昨今の労働者不足、その中でも専任技術者の確保については、建設業許可を取得或いは、維持していく為には非常に大きな問題であると言えます。今回の改正により、1人でも多くの専任技術者の要件を満たす方が確保できるようになることを期待しております。